ローンを借入れる際、必ず各商品には金利が提示されています。
しかし、見ただけではその金利だけで総返済額がわかるわけではありませんし、金利の計算方法もローン商品ごとに異なります。
ここでは、利息の計算方法や、金利の種類を図を交えながらご説明しています。
元金とは、利息を含まない利用額、つまり借入れをした金額のことです。
利息(利子)とは、借入れを行った際、元金とは別に融資元に使用料(手数料)として支払うお金のことを指します。一般的に、貸し手側から見たものを利息、借り手側から見たものを利子と呼びますが、最近は使い分けることも少なくなってきています。
金利とは、利息の金額を決定する割合です。パーセンテージ(%)で表されます。低い金利でお金を借りれば発生する利息も少なくて済みますので、ローン・キャッシング選びでは特に重要視されます。
例)10万円を30日間、金利14.0%で借りた場合
金利が18.0%の場合、上記の計算式に当てはめますと、利息が1,479円となり同じ金額を借りても利息で329円の差が出ます。
毎月の返済毎に差が出ることや借入れ金額が大きくなると、金利が返済に大きく影響しますので、借入れ時に、出来るだけ低い金利の会社を選びましょう。
金利には、固定型と変動型があります。
固定型金利とは、完済するまで金利が一定になる仕組みです。その為、毎月の返済額も一定です。
変動型金利とは、金利情勢により定期的に金利が変動する仕組みです。金利水準が低下すると返済額も減少し、金利水準が上昇すると返済額も増加します。
メリット | 金利水準の上昇があった場合でも、金利が変わらないので、返済額や完済までの金利が増加しない。毎月の返済額は契約時のまま一定となり、返済計画が立てやすい。 |
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デメリット | 金利水準の低下があった場合に契約金利が変わらないので、返済額が減少しない。 |
メリット | 返済期間中、定期的に金利の見直しがあり、金利水準の低下があった場合には金利が下がり、返済額も減少する。 |
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デメリット | 返済期間中、定期的に金利の見直しがあり、金利水準の上昇があった場合には金利が上がり、返済額も増加する。 |
カードローンのほとんどは変動金利型であり、金融情勢等により金利は変化します。借入れがある場合は、明細等で変動がないかをよく確認しましょう。