おまとめローン選びのコツやテクニックをご紹介

おまとめローンを選ぶには、何を基準に考えたほうがよいか。
借入れ状況ごとに、どんなローン商品を選べば良いか。選び方・比較の仕方をアドバイスします。

知って納得なおまとめの知識とおまとめローンの一覧

おまとめローンの選び方

今ある借入れをおまとめ・借り換えする場合に、何を基準にして選べばよいのか?

ローンを選ぶ際に必ず掲載されている項目ごと、チェックすべきポイントを解説していきます。

金利

おまとめ・借り換えでは金利のチェックはとても重要。返済総額や毎月の返済額を減らすのであれば、既存の借入れよりも低い金利を探すのは大前提となります。

ただし、金利が低くなると、その分返済期間は長めになる場合もあるので注意が必要です。手間を惜しまず、細かく計算してご自身に最善の返済プランをお考えください。

また、複数の借入れを一本にまとめる場合、すべての借入れよりも金利の低いローン商品を見つけるのが難しい、ということもあるでしょう。そのようなとき、どこに妥協点を見つけるかもポイントです。

全体で返済額を圧縮できるのであれば、一部、借入れよりも高い金利のローン商品に借り換えるのも、ひとつの方法です。

手数料

ローン商品によっては契約時に手数料が別途必要なものもあります。

手数料は、不動産担保ローンの際の抵当権設定登記など契約時に要する経費が主ですが、この手数料に関し、定率である場合は注意が必要です。

手数料が定率制の場合、大きな額の借入れを行うと、それに比例して手数料額も大きくなります。

この手数料額を計算に入れずにおまとめ・借り換えの計画を立てると、せっかく総返済額を圧縮しても手数料額を支払ったらむしろおまとめをしない方がよかった、などという結果になることも。

おまとめ・借り換え時には必ず、手数料の有無と希望借入額の場合に発生する金額の確認を忘れないようにしましょう。

返済日

現在の借入れをまとめる、借り換える理由のひとつに、「返済日がバラバラで面倒」、「返済日の把握が困難」といういものがあります。

既存の複数の借入れをひとつにまとめるということは、返済額以外に上記のような問題を解決するという性格もあります。

また、返済日については、給与の支払日以降など、キャッシュフローに余裕がある日を選んだ方が、後々困らないでしょう。

ローン商品の中には、返済日を選択できたり、借入れた側のほうで返済日を指定できるものもあるので、今後の返済に困らない日を選ぶ方がベターといえ、逆に金利などの条件は良くとも、返済日が収入の直前である場合は、今一度考えてみたほうがよいでしょう。

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他社からの借入れ状況を整理

5つの金融機関から20万円ずつ借りているのと、2つの金融機関から50万円ずつを借りいている場合に、おまとめ・借り換えが難しいのはどちらのケースでしょうか。

ローンのおまとめ・借り換えの際に、必ずしておかなければいけないのが、現在の借入先の確認です。

おまとめや借り換えをする、しないにかかわらず、すでにある金融機関から借入れがある状態で、新たに融資の申し込みをした場合、申込みを受けた金融機関は借入額よりも借入れ件数を重視します。

冒頭の例ですと、前者は一件当たりの借入額は少ないものの件数が多く、このようなケースは一つの金融機関から多額の借入れが受けられないと判断され、金融機関からは敬遠される傾向にあります。

逆に後者の場合は、金融機関からの信用が高いと判断されるわけです。

ですので、5社から20万円ずつ借入れていて、一度のおまとめではすべての借り換えができない場合、いったん5社の借入れを3社に減らし、再度おまとめをして最終的に一本化するなどのケースも想定するべきでしょう。

借入れ件数が多く、一度ではおまとめが難しい場合

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借入先の業種に注意

前述の通り、複数の借入れをひとつにするおまとめ・借り換えといえども、既存の借入れの数が多すぎる場合、そのすべてを一本化できないケースがあり、その場合は段階を踏んでの一本化が有効とご説明しました。

しかし、それが難しいケースもあります。

実は、ローン業界では同業種(銀行や信販会社、消費者金融)からの借入れ件数を一定以下に制限する傾向が強く、たとえば、既存の借入れが消費者金融ばかりである場合に、新たにおまとめ・借り換えをするため、別の消費者金融のローン商品を申し込んでも、審査が通りにくいのです。

この事実を知らずに、借入条件が良いからとローンの審査を申し込んでは却下され、ということを繰り返していると、遠くないうちに「申込ブラック」と認定され、どこからも融資を受けられない、なんてことになりかねないので注意が必要です。

おまとめ・借り換え時には既存の借入先の業種についても今一度確認しましょう。

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